遠くで泣いたり怒ったり笑ったりする人たち

今週のお題「好きなお茶」

 

もう昔のことだけど、深夜のテレビでふと出会う映画がなんか良かった。

 

期待も前情報もなく、いつのまにか見入る路地裏の水たまりのような何とも言えなさがあった。

特に洋画の細かい心情描写が沁みる。

登場人物にしみじみと、

「住んでる場所や生きてる時代は違うけど、この人たちも同じ心持ちなんだな」

みたいなことを思ったりした。

 

(他チャンネルで芸人の挑戦的なバラエティがやってたりすると、対比でよけい静けさを感じたりした)

 

そしてCMになって飲みに行くお茶がとてもおいしかった。

ポコポコと沸かして、湯気をたてながら茶飲みに淹れる。すすりながら部屋にゆっくり戻る。

 

苦みと温かさが、泣いたり怒ったり笑ったりしてる画面の中の人達と不思議に通じてる気がした。